田んぼでの研修会

takeo_takeo2009-08-26

今日は瀬谷区の小学校から先生が田んぼに来てくださった。
総合の時間の活用方法を考える研修会で、僕は去年に続き2回目の参加。
去年、瀬谷市民の森で行った研修会で、水生生物を担当して講師もどきをやったが、
それをきっかけに実際に小学生たちと市民の森に一緒に行くことができた。


今回は初の田んぼでの開催となり、
一応講師としてどんな話をすればいいのかなぁといろいろ考えてみた。
もちろん田んぼでの米作りや生き物を通じた学習方法などは必須だ。
でも何より多くの先生が一度田んぼに来てくれることがうれしい。
田んぼの魅力、楽しさをほんの一部でも味わっていただければ。


僕が話したいことの一つは、やはり農業と食の問題。
それをぜひ田んぼを通じて考えてほしい、と。
願いは大きいが、いざ話を考えるとやはりまだまだ難しい。
単なる若者の主張に過ぎず、客観性も乏しい。
研修の講師という立場上、やはり熱意よりも中立的であるべきだろうとは思うのだが。




僕は人前で話すのが苦手だ。
というより予想できない場面が苦手。
だからこそ人一倍準備に手をかけなければいけないことがわかってきた。
今日話す内容の準備に昨日5時間もかかってしまった。
お風呂では必ずイメージトレーニング(笑)


いざ本番になると、結構言葉が出てくるものだ。
ちょっとは成長したのかな。


伝えたいことは、すべて言い切った、そんな満足感があった。


研修会では座学のようなお話もあるけど、やはり田んぼの生き物を先生自身でつかまえてみよう、
ということでザリガニ釣りとガサりだ。
きっと先生の中には子どもたちに虫を見せられて逃げる方もいるだろう。
でも子どもがやって楽しいことって、実際大人でも楽しめることが多い。
ガサるのだって、大人の方が夢中になることはよくある。
子どもに負けられないというプライドや、昔を懐かしむ気持ちがあるのかも知れない。
逆に大人が楽しみを知って、それを子どもに伝えること、それも大事だ。


農業の話題はとかく暗くなりがちだ。
でも大人が楽しそうにしている姿、誇りをもってかっこよく働く姿、
それなしには農業の魅力を伝えることは難しいだろうな。


今日の研修では、小学校でお世話になった先生との再会もあって
嬉しい一日になった。