ステキな本

おととい先輩の家にいてすすめられた一冊の本。
読書家の先輩はこの一冊との出会いで大きく変わったという。
先輩はどんな本も借りるのではなく買って、
線を引いたりして読むそうだ。
今回の本と言うのは大学生のすべきことがいくつもつづられている。
それほど厚くないこの本は昨日の帰りと今朝の電車と授業中ちょっとで読み終えた。
まだ人生経験の薄い俺にはこの本の深い部分や
まだ理解できずにいる部分も多いので、ここではあまり言及しない。
しかし、一つ心に刻んだ事。
それは、「大学生活の1時間は老人の1年と同じ位の価値がある」
というところ。
大学生は自由だ。
勉強もしたいほど出来る。その一方で遊びたいほど遊べる。
(少なくとも理系は文系のチャラい学部より遊べないとはおもうが)
でも今しか出来ないことはたくさんある。
きっと決められた勉強、卒業のための単位を取る勉強、
それらだけをやっていてはもったいないのだ。
大学生活にはこの勉強用以外にも時間はたっぷりある。
もっと今という時間を大切にしようということを、
しっかり胸にとどめておこうと思う。
作者は大学時代あまり友達はいなかったそうで、
読めば遊んでいる時間など無かったのではないか、
少なくとも飲み会などをしていた気配はない。
そんな中で自分という存在を見出していく。
やがて将来へ結びつくものを得ていく。
「いまのままじゃヤバイんだ!!」
確かに俺は確信した。
建築士になるのは小学校6年からの夢だ。
でも今の自分は早くから決めた夢に遠回りしただけでなく、
建築の現実を知り、あきらめモードにまで入っている。
きっと作者ほどの努力は不可能だ。
でもやれるだけもがいてみるべきじゃないのか。
まだまだ浅いけど、この本から何かを得た気がする。


そんな読み終えた初日の今日。
ヤバイと思った俺は授業に15分遅刻の覚悟で向かった先はラブワゴン…
じゃなくて図書館。本を買う金はないけどせめて読みたいと思って。
そして3限は疲れで30分も爆睡。
それでも4限は復活して放課後。
まずは設計の続き。ホントは図面を1枚書く予定だったが、
立面・断面図の手直しを優先した。
それがほぼ終わってから4年生の設計のお手伝い。
昨日仲の良かった先輩に呼ばれたので行ってみた。
敷地の地図を切り取る作業。
これは例えば三ツ境で言えば駅から
ガストあたりくらい(あるいはそれ以上)までの範囲の地図を
街区ごとに区切っていく作業でホントに地道で大変なのだ。
そしてその先輩の誕生日を祝ってケーキが登場!!
なんだかそのケーキのために行ったような雰囲気になっちゃったけど(笑
でもそんな感じで終わった今日1日は悪くなかったと思う。
何か不思議だけどちょっと危機感抱いて、
時間を大切にしようって思っただけだけど、
すごく充実した気分になった。
自分にとってこの本を読んだことを日記として書いておくことは、
思っている以上に意味を持ってくる気がする。
近いうちに必ずや今日のページを読み返す日が来るだろう。
まずは夏休みの暇な日をどうするか考え始めようと思う。