究極のエコ

最近就職活動をしながら思う。
今や企業は環境問題を考えずには生きて行けなくなった。
だから多くの企業がISOなどを取得し、環境対策に力を入れている。
しかし実際企業活動というのは利益を追求するものであり、
環境というのは相手が人ではないのだから、
もともと利益が出ないという特徴があるわけだ。


であるから、本当の意味で環境に優しい企業を探すとなると至難の技だ。
そもそも企業活動そのものこそが「環境破壊」と言える。
例えば石油会社を例にあげると
どれだけ太陽光発電やなんかに手を出したところで
結局は石油を売って儲けることが経済活動の企業なわけだから
それだけで環境に負荷を与えているのだ。
残念ながら「石油を掘らない」という選択肢はない。
企業の最期を自ら強制終了させる企業はない。


おそらく人間は地球上の石油を掘り尽くすまで今の生活は終わらないはずだ。


どれだけ環境に優しいなんて言っても
その破壊量の数%を回復させているだけに過ぎない。
要はマイナスなわけである。


ゼネコンのセミナー行っても
干潟再生プロジェクトなんかを掲げたりして興味をもつわけだが
そこに建設計画が持ち上がったからそのような問題になったわけで
計画さえなければそこに再生プロジェクトなんて立ち上がることもなく
今まで通り平和だったわけだ。
(そして「やっぱり俺にはゼネコンは向いていない」という感想を持つわけだ)


最もエコな企業、それは「経済活動をやめられる企業」であろう(笑)
(それは企業とは呼ばないだろ)
つまり何もしないことこそが究極のエコである(笑)
あるいは環境に悪い企業をつぶす企業。
これもある意味一番エコか…


考えれば考えるほど「人間が絶滅することこそ地球に最も良い」という結論に至るのだ。
人と自然は共存できないのか…
俺の思索はまだ始まったばかりだ。