街の中心で自分の名前を叫ぶ

昨日はとある繋がりで
市議会議員さんの選挙応援に行って来た。
その議員さんは選挙カーに乗らず
自ら自転車をこいであくまで市民の目線で活動していく
という意志を貫いている。
今週はまさに天候に恵まれなかった。
雨、風、寒さ…
それでも自転車を貫く姿勢はかっこいい。


昨日は晴れてすごくラッキーだった。
一日中チャリこいで
日焼けまでした。


あんまり議員さんと話できなかったけど
その後ろ姿はたくましかった。
そしてこういう正直な姿勢が
やっぱり子どもにも伝わるみたい。
子どもに大人気!


本人自身子育て真っ盛りのパパ議員とあって
マダムのハートをがっちり!


そして一般的な議員のイメージはなく
本当に身近な人柄です。


街中をチャリ乗りながら
「よろしくお願いします」
「こんにちは」
を叫ぶ。
一日でこんなに人に挨拶したのは恐らく初めてでしょ(笑)
しかも
自分と名前一緒(笑)
何だか自分の宣伝してるみたいだった。



話変わって
ある面接でこう聞かれた。
「造園と建築は何が一番違うの?」と。
俺が答えてから面接官はこう答えた。


「生きてるものと死んでるものの違い」と。


もうその通りだ。
ていうか素晴らしい。


人間は日々変わる。
昨日と今日、顔も違うかも知れないし
体調とか考え方とかも変わる。
それは生きているからである。
同様に自然も一日一日違う。
同じ富士山を見ても
本当は日々変わる。

しかし建築は
内部で壁にヒビ入ったりするかも知れないが
表情自体は昨日と今日で変わらない。
ツタやコケが生えて貫禄が出るものもあるけど
それはあくまで自然物、生き物による行為である。


「建築は住むための機械である」
コルビュジェは言った。
建築を学んだ当初はこの言葉嫌いだった。
でも今思えば機械という表現は間違いじゃないかも知れない。
つまり生き物ではないということ。


人間が生き物だから
自然に興味を持つことは当たり前なんだ。

これから「なぜ建築を学んでるのに自然関係の仕事がしたいの?」
と聞かれたら
「建築を学んで、建築が生き物ではないと知ったことで
私たち人間は生き物であり、生き物の中に生きるべきだと気付いたのです」
なんて答えてみようか。