田尻で気付いた

人間ってちっぽけだ。
そんなことは昔から大自然と向き合う度に思ってた。


人間って無力だ。
田尻で藻を見てそう思ったんだ。
アオミドロって藻があるんだけど知ってるだろうか?
俺は以前は植物プランクトンだと思ってたけどね(笑)


人間はこの藻にさえ勝てない。


俺たちは藻以下だ。


なぜって?
彼らは地球に、生命に必要なものを与えているからさ。
いわゆる生産者ってやつだよね。
彼らは細い繊維のような弱々しい体だけど
でっかいでっかい酸素の玉を出してたんだ。
俺はそれ見てスッゴい感動した。
酸素の玉に触るとシュワシュワって音たてて水面に上がってはじける。
酸素が地上に出てくる瞬間。
何十臆年も前から、地球ではこうして植物たちが酸素を作り出してきたんだ。



地球に貢献してるのは何も植物だけじゃない。
ミミズは土を耕して
虫は植物を食べながらも繁殖の手助けしたりして
生態系をつくりながらみんなそれぞれ地球に役立ってる。


人間はどうだろう?
食べれるものは何でも食べるけど自分で食べ物をとらない。
水や土や酸素をつくることもできない。
逆に他の生き物のえさになるわけでもない。

もはや生態系のはみ出しもの。


でもね、いまや人間がいなきゃ暮らせない生き物もいるってこと。
田んぼには人間を必要とするたくさんの生き物がいたんだ。

俺たち人間は何もつくれない。
地球を助けようなんておっきなことはできないかも知れない。
でもできること精一杯やろうよ!
自分が土をつくれないなら牛やミミズの力借りればいい。
俺たちも生態系の一員なんだって胸はって言いたいよね。